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【コラム】V・プレミアリーグ女子~多くの若手選手が躍動 新世代のヒロイン誕生に期待大!~

2016/17シーズンを最後に、木村沙織や迫田さおり(東レアローズ)、近江あかり(NECレッドロケッツ)など、それまでチームをけん引し続けた、多くの主力選手が引退を表明した。各チームが、世代交代に力を入れながら強化を図った2017/18シーズン。開幕から早くも3戦が終了したが、やはり若手選手が軸となり戦うチームが目立つ。今回は、その輪の中心で活躍を見せる、期待のニューヒロインに迫る。



今シーズン、一番注目を集めるニューヒロインといえば、東レの黒後愛だろう。昨年度の春高バレーでは、下北沢成徳高のエースとして2冠を達成。卒業後は東レに進み、開幕戦からスタメン起用されると、パワフルなスパイクや持ち前の笑顔で観客を魅了した。下北沢成徳高から東レという進路、そしてキュートなキャラクターも影響し、“木村沙織の後継者”と謳われることも多い。しかし、黒後は、「(木村や迫田が抜けたから、という)プレッシャーはありません。沙織さん(木村)やリオさん(迫田)はレジェンドみたいな存在なので(笑)」と、あっけらかんと笑ってみせ、自分にしかない強みを生かしながら、さらなる技術力向上に励んでいる。


開幕から主力として活躍を見せる黒後(東レ)

高卒や大卒1年目で躍動を見せる選手は、黒後だけではない。アンダーカテゴリー日本代表として日の丸を背負った選手たちが、随所で技を光らせている。特にNECは、跳躍力を生かしたスパイクが武器の山内美咲や、堂々としたトス回しを見せるセッターの塚田しおり、器用さが光る高卒ルーキー・荒谷栞らが、即戦力として奮闘。また、デンソーでも、巧みな攻撃で突破口を見出し、朝日優衣坂本奈々香らが活躍を見せる。


10月28日の上尾戦で揃ってインタビューを受けるNECの山内(左)と塚田


今季3年目を迎える日立リヴァーレの長内美和子も、経験豊富な先輩たちに刺激を受けながら、攻守にわたり存在感を発揮。今季、海外でプレーしている内瀬戸真実のポジションに入り、健闘を見せる。同じく3年目の橘井友香(JTマーヴェラス)も、今季は開幕戦からセッター対角に入り、主力選手として経験を積み重ねている。その他、チームの選手層の厚さゆえ、なかなかスタートで出場できないが、能力の高い若手選手は多い。メンバーチェンジでコートに入ってくる選手が、その場面でどんな役割を求められ、仕事をこなし、流れを変えるか。見逃すことなく試合を観戦してほしい。



もちろん、全日本でも活躍を見せた注目の若手選手も、リーグでその実力をいかんなく発揮している。開幕前にヒザのリハビリに励み、開幕戦からコートに立った古賀紗理那(NEC)や、デンソーエアリービーズの鍋谷友理枝は、サーブレシーブはもちろん、前衛後衛どちらからでも攻撃に参加し鋭いスパイクで得点を重ねるなど、若き軸として欠かせない存在へと成長を遂げている。アジア選手権大会でリベロ賞を獲得した小幡真子(JT)も、プレーだけでなく、声や気迫でチームを鼓舞し、存在感を放つ。この先のリーグでも、観客に勇気を与えるような、ガッツあるプレーを見せてくれるだろう。


鍋谷はチームの柱として攻守両面でデンソーをけん引


力ある若手選手たちの活躍に期待がかかる今シーズン。2020年の東京オリンピック、そして2024、2028年と続くオリンピックへ向けて、Vリーグから世界へと飛び立っていくニューヒロインたちに、ぜひ注目してほしい。