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-連載-2016/17Vリーグコラム 第4回

V・プレミアリーグ女子のV・ファイナルステージが幕を開けた。
まさに群雄割拠のV・ファイナルステージ。熾烈な争いを勝ち進むのは一体どのチームなのか。

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頂上決戦に向けた第一幕、ファイナル6

上位3チーム、すべてが41ポイント。
勝敗数による差でV・レギュラーラウンドはNECレッドロケッツが1位、久光製薬スプリングスが2位、日立リヴァーレが3位でフィニッシュしたが、その差はないと言っても過言ではない。
 
最終節まで大激戦が繰り広げられたレギュラーラウンドが幕を閉じ、いよいよV・ファイナルステージ ファイナル6が幕を開ける。3チームに続いて4位のJTマーヴェラスも13勝8敗で39ポイントと上位との差はわずかで、5位のトヨタ車体クインシーズは昨シーズンのファイナル6を破竹の勢いで勝ち進んだ経験があり、6位の東レアローズも3レグを5勝2敗と大きく勝ち越した。
 
まさに群雄割拠のV・ファイナルステージ。熾烈な争いを勝ち進むのは、一体どのチームなのか。
 

リオデジャネイロ五輪を終え、1つの区切りとなる今シーズン。アテネから四度の五輪出場を果たした木村沙織(東レ)が今季限りでユニフォームを脱ぐと表明。バレーボール界の顔として長きに渡り活躍してきた木村の姿を一目見ようと、全国各地の会場には多くの観客が詰めかけた。
 
チームに合流して間もなくレギュラーラウンドが開幕し、コンディションも万全ではなかったこともあり、1レグは1勝6敗と大苦戦を強いられたが、昨年末の皇后杯から攻撃型布陣で臨んだ東レは3レグで連勝を重ねた。迫田さおりや堀川真理などスパイカーを生かすために、レセプションは木村と妹でリベロの美里の2人で行うため、守備範囲も広くなるが「今までやってきたことと変わらない意識で臨んでいる」と木村が言うように、狙われても、崩れず返す。負担の大きさを感じさせない安定した守備力を発揮し、サーブレシーブ成功率で高い数字を残し、ファイナル6進出を引き寄せた。
 

 

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その木村を抑え、サーブレシーブ成功率で首位に立ったのがリオデジャネイロ五輪にも出場したリベロの佐藤あり紗(日立)だ。抜群の身体能力を生かし、ディグ力には定評があったが長年「サーブレシーブが課題」と言い続けて来たように、昨シーズンの久光製薬との決勝でもサーブで狙われ、崩されるなど、悔しさを味わってきた。
 
リオ五輪でも5位に終わり、満足した結果を出せぬまま迎えた今シーズン。佐藤は「ディグよりもサーブレシーブを絶対に返すという意識でやってきた」と言うように、サーブレシーブに対して並々ならぬ思いを持って臨んだ。その結果が、念願のサーブレシーブ賞というタイトル獲得につながった。

 

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木村や佐藤といったリオ五輪組の活躍を語るならば、もう1人欠かせぬ選手がいる。3年連続6度目のブロック賞を獲得したミドルブロッカーの荒木絵里香(トヨタ車体)だ。移籍初年度となった今シーズン、ともに北京五輪にも出場した多治見麻子新監督のもと、攻守に渡り高いレベルのパフォーマンスを発揮し続けた。ベテランと呼ばれる歳になっても、ボールに食らいつく執着力は他とは比にならない。「体ができる限りは少しでも長くバレーボールを続けたい」と公言する32歳のベテランはトヨタ車体でも大きな壁となり、攻守で活躍。一発勝負のファイナルステージでも、数多くの経験を重ねた荒木のブロックが冴え渡れば、ファイナル3、さらにはファイナル進出の可能性も高まっていくに違いない。

 

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次世代エースたちの活躍

ベテラン選手の活躍だけでなく、今シーズンは東京五輪での活躍が期待される若い世代の活躍も目立った。NECの古賀紗理那、日立の渡邊久恵、JTの田中瑞稀といったそれぞれのチームでエースとして活躍するウィングスパイカーと、司令塔として試合出場を重ねた久光製薬のセッター中大路絢野。大学時代からキャリアを重ねて来た渡邊、中大路と高校時代から名を馳せた古賀と田中。まだチームに在籍してからは2年目、3年目とVリーグでの経験は浅いが、アタッカー陣の3選手は個人ランキングでも上位に名を連ね、中大路はセッターとして昨シーズンのファイナルに続いて、皇后杯全日本選手権を制するなど着実に結果を残してきた。

次世代のエース、ではなく、不動のエース、不動の司令塔となるべく、ファイナルステージの戦いはそれぞれがさらに成長を遂げるための貴重な機会になるはずだ。
 


まさに一戦必勝の負けられない戦い。ファイナル、そして頂上に向けた戦いの第一幕、ファイナル6は2月12日、ジップアリーナ岡山で開幕した。