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いよいよファイナルステージ突入!!

2016/17Vリーグ 今週のみどころ【V・プレミアリーグ ファイナル6 2/18~19版】

2016/17Vリーグ 今週のみどころ【V・プレミアリーグ ファイナル6 2/18~19版】

2017/02/16

★V・プレミアリーグ男子
V・レギュラーラウンドが終了し、上位6チームによるV・ファイナルステージのファイナル6が2月18日の小牧(愛知)大会を皮切りに、大阪、東京を転戦し1回戦総当りのプレーオフがスタートします。このファイナル6はV・レギュラーラウンドの順位によってアドバンテージのポイントが加算されており、1位の豊田合成トレフェルサが5点、2位の東レアローズが4点、3位のパナソニックパンサーズが3点、4位のサントリーサンバーズが2点、5位のジェイテクトSTINGSが1点、6位の堺ブレイザーズはポイントが付かないスタートとなります。それでは小牧大会初戦の3試合の見どころを紹介しましょう。

<2月18日・第1試合> 豊田合成トレフェルサvsパナソニックパンサーズ
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初優勝を果たした昨シーズンとは異なり、豊田合成はなかなかエンジンがかからず常勝を誇ったその強さはなくリーグ序盤は苦戦続きでした。しかしエース対角に抜擢した山田脩造がチームに馴染み、堅実なブロックとレシーブの関係が修復されると、拾ってつないで大事なところはイゴールで得点する鉄板のコンビネーションが徐々に出来上がり、1レグが4勝3敗、2レグが5勝2敗、そして3レグが6勝1敗と尻上がりに調子を上げました。

一方のパナソニックは、ポーランドのエース・クビアク、全日本のエース清水邦広・福澤達哉に加えて深津英臣、山内晶大ら中堅・若手が引っ張られて8連勝を記録し、独走態勢を築くかに思われました。しかしクビアクが足の故障で戦列を離れると、連鎖反応は清水、福澤と続き主力の故障とともに成績は急降下。最後もクビアクが最終戦でねんざをしてサントリーに敗れて、3位に降格するという憂き目にあいました。

V・レギュラーラウンドでは、豊田合成の調子が上がらない状態でパナソニックが快勝しましたが、それからは豊田合成が紙一重のフルセットで2連勝しました。このファイナル6の初戦も間違いなく激戦必至です。ポイントになるのはパナソニックの故障者の回復状態にあります。清水はまだ万全でなく欠場が濃厚ですが、グビアクは脅威の回復を見せていて出場の可能性はあります。ただし、ほかにも故障者が出ておりベストメンバーは組めないところです。そこで池田政之、今村貴彦、久原翼(東海大学在学中)ら若手の活躍が必要です。彼らが起爆剤になって波に乗れば勝機は見出せるでしょう。逆に豊田合成は前述したように「鉄板のコンビネーション」に持ち込めれば、勝星が見えます。特にパナソニックは、翌日はV・レギュラーラウンド2位の東レとの対戦も控えており、小牧大会が正念場であり、逆にここを連勝できると断然優位に立つことでしょう。

<2月18日・第2試合> 東レアローズvs堺ブレイザーズ
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現状、大崩れしない安定したバレーを見せるのが東レです。米山裕太と井手智(渡辺俊介)を軸としたサーブレシーブから今シーズン大きく成長を見せたセッターの藤井直伸が堅実なトスワークを見せ、最後はジョルジェフ,ニコラが決めるパターンが出来上がっています。また、富松崇彰と李博のセンター陣はブロックの富松、クイックの李とリーグ№1と言っていいコンビです。昨シーズンはファイナル6を2位で通過し、ファイナル3で激戦の末、パナソニックに敗れた苦い経験があります。その経験を生かし取りこぼさない石橋を叩くバレーを見せてくるに違いありません。逆に堺は最終戦までJTサンダーズとの6位争いを展開し、JTが勝てばファイナル6だった状況から、「他力本願」での滑り込みとなりました。長年エースとして活躍した石島雄介がシーズン途中でチームを離れ、若い高野直哉がその穴を埋めて余る活躍を見せてくれました。

この戦いはV・レギュラーラウンドでは東レの3連勝でした。堺とすればサーブで攻めて相手の守りを崩して突破口を見つけたいところです。逆に東レとすればこれまでミスが多く自滅することが多い堺に対し、安定した守りで付け入る隙を与えないようにしたいところです。
 
<2月18日・第3試合> サントリーサンバーズvsジェイテクトSTINGS
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開幕2連敗からの連勝街道で、昨シーズンの7位という屈辱を晴らそうと好スタートを切ったサントリーも、2レグに入ると柳田将洋が肉離れを起こし、厳しい戦いが続きました。3レグ終盤でその柳田の穴を埋めたのは177㎝の小柄なアタッカーの鶴田大樹でした。リーグ序盤はピンチサーバー、途中からはリベロで投入されていましたが、その勝負度胸を買われてエースに抜擢されるとジャンプ力を生かしたスパイクで流れを呼び込み、4位でV・レギュラーラウンドを通過しました。一方のジェイテクトは序盤の苦戦スタートも2レグは5勝2敗と巻き返し、上位争いに食い込んでくるかと思われましたが、古田史郎、高橋和人に疲れが見られた3レグは、カジースキ,マテイが一人で奮闘することになり1勝しか出来ませんでした。

サントリーは柳田の故障が癒えてスタンバイOKですが、鶴田の終盤戦の活躍を見るとどちらを使ってくるのかがポイントになりそうです。柳田を起用した場合、ジャンピングサーブと素早いバックアタックでエスコバルと二枚エースを形成できますが、守りにやや不安が残ります。逆に鶴田はジャンプ力があるとはいえ、いい状況のトスでないと実力を発揮できませんが、守りは安定します。一方のジェイテクトは古田の復調がなければ、勝ち星につながらないことでしょう。カジースキと古田の高さのあるスパイクが相手ブロックを圧倒することで勢いづきたいところです。

★V・プレミアリーグ女子
先週開幕したファイナル6女子は、今シーズンを象徴する激しい戦いになりました。そういう意味でも2戦目を迎える今週の試合が、今後を占う意味でも重要な試合になります。今週は福岡にて2試合ずつ行われます。それでは試合ごとの見どころを紹介しましょう。

<2月18日・第1試合> 久光製薬スプリングスvs日立リヴァーレ
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トヨタ車体クインシーズに2セット・ビハインドから、3セットを取り返し2ポイントを獲得した久光製薬。セッターを中大路絢野に戻し、開幕当初からのベストメンバーがようやく揃いました。しかしトヨタ車体戦はポリーナ,ラヒモワの高さのある攻撃に手を焼き、故障から復帰した長岡望悠もまだ万全ではない状況でした。それでも最後に勝ちきるのは前回女王の実力でしょう。

一方の日立は、NECレッドロケッツ相手に生命線のディフェンスを崩され、自分たちのバレーボールをするまもなく敗れました。日立にとっては、久光製薬に勝利すると残りはV・レギュラーラウンドで順位が下のチームとの対戦になるので、ファイナル3以上が見えてきます。そのカギは佐藤あり紗のサーブレシーブにあります。NEC戦はファイナル6初戦の硬さが見られ本来の動きが見られませんでした。久光製薬の多彩なサーブを返球し、セッター佐藤美弥の冷静で左右に正確なトスワークにつなげていきたいところです。一方の久光製薬も前週の試合は勝星を拾った…という感じでしょう。長岡、新鍋理沙らのキーマンもまだまだ本来の調子ではなく、チームとして成熟していくかが勝敗のカギとなるでしょう。

<2月18日・第2試合>  JTマーヴェラスvsトヨタ車体クインシーズ
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JTはV・レギュラーラウンド終盤から調子を上げてきていましたが、先週の東レ戦ではシッティラック,オヌマーが体調不良で欠場し、代わって出場した橘井友香も踏ん張りましたが、フルセットでの敗戦。同じくトヨタ車体もポリーナが前半から飛ばして久光製薬をリードしましたが3セット目途中から徐々に息切れし、最後は足をつってしまい競り負けました。両チームともこの一戦は非常に重要な戦いになります。

 <2月19日・第1試合>  NECレッドロケッツvsトヨタ車体クインシーズ
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先週、日立相手に完璧な試合内容で好スタートを切ったNEC。今一番試合内容が安定しており、個々が自分のやるべきことを理解し実戦していることがその要因です。それはスタメンだけでなく、控えの選手も同様です。攻撃パターンが単調になるとニコロバ,エミリヤが柳田に代わって投入され、高さを生かしたスパイクで流れを変え、ピンチサーバーで出てきた上野香織はジャンピングサーブでサーブレシーブを崩し、日立戦はマッチポイントをノータッチエースで決めました。この安定したNECに対し、トヨタ車体はポリーナの高さと荒木の多彩なクイックを軸に勝機を見出したいところでしょう。

 <2月19日・第2試合>  久光製薬スプリングスvs東レアローズ
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東レはリーグ終盤から攻撃的な布陣が功を奏し、滑り込みでファイナル6入りを決めました。前週のJT戦でもその攻撃が生きてフルセットで粘り勝ちました。ただこの試合はポテンシャルの高い攻撃力を誇る久光製薬だけに、打ち合いになると分が悪くなります。まずは得意のサーブで久光製薬の攻撃を単調にし、優位に立ちたいところです。